本題に入る前に、みんなで盛り上がりながら雰囲気づくりをするのがポイント。 例えば、ポスト・イット® 強粘着ノートに隣の人の似顔絵を書いて、壁などに貼りだしてからお互いに自己紹介すると、「書き出す」ことの練習をしながら盛り上がれるので、オススメ。
目的:本題に入る前に書き出すことに慣れ、メンバー紹介や雰囲気づくりをする
所要時間:〜10分
人数:4人〜何人でも
①各自、1分間で隣の人の似顔絵と名前をポスト・イット® 強粘着ノート654SS(正方形)に書く
②ポスト・イット® イーゼルパッドに机の略図を描いて座席の位置に貼る
③各自、1分間でポスト・イット® 強粘着ミーティングノート655SS(長方形)に「最近気になる世の中の出来事」と「それが気になる理由」を書く(テーマは一例)
④自分の似顔絵の脇に貼り、順番に読み上げる
つきにくいところにもしっかり貼れるポスト・イット® 強粘着製品
個人のお客様
法人のお客様
アイスブレイクとは、初対面の人などが集まった場合に、緊張した状態を打開し、リラックスした状態を作り出す手法のことです。ビジネスシーンの場合、会議や研修などにおいて参加メンバーの緊張を解くことにより、参加意欲を高めたり、思考を活性化したり、発言しやすい雰囲気を作ることを目的としています。
具体的な方法としては、会議や研修の本題に入る前に時間を取り、参加者どうしで自己紹介をしたり、簡単なゲームを行ったりすることが一般的です。
アイスブレイクを行うべき理由と目的には以下のようなものがあります。まず、会議などの参加者が緊張していると本来の自分が出せずに会議のパフォーマンスが下がるため、アイスブレイクを通してリラックスしてもらうという目的が挙げられます。
また、相手を知らない状態では意見交換などをしづらいため、お互いのことを知ってもらって意見交換しやすくするという目的があります。さらに、意見交換などの必要がない研修やセミナーであっても、緊張した状態では話に集中できないため、リラックスした状態で講義内容に集中してもらうという目的にも活用されます。
<参考文献>
ブライアン・コール・ミラー「15分でチームワークを高めるゲーム39 2人から100人でもできる!」(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2015年)
アイスブレイクの内容を決めるにあたっては参加者の人数も重要な要素になります。たとえば、参加者が2名である場合には、ゲームをするより、お互いに自己紹介をしてもらった方が自然だと言えます。逆に、30名が参加するセミナーで一人一人に自己紹介をしてもらうのは現実的ではありません。
自己紹介するとしても、隣り合わせた席の人どうしで自己紹介をしてもらうなどの工夫が必要となります。このように参加者が5名、10名、20名の場合など、その人数に応じたアイスブレイクの内容を用意することが重要となります。
対象となるグループには、園児や児童から大学生、社会人に至るまで様々な年齢層が考えられます。たとえば、高齢の参加者に対して子供向けのゲームを実施しても興味を持ってもらえないのは当たり前のことです。興味を持ってもらえないどころか、不快に思われる方が出てくるかもしれません。
また、同じ社会人であっても経験年数に応じて趣向や興味の対象は異なります。したがって、それぞれの年代や世代に合わせてアイスブレイクの内容を変えることが重要となります。
参加者どうしが、全くの初対面か、普段から付き合いのある関係かによって、アイスブレイクの内容を変えることも重要です。たとえば、全くの初対面の人にお互いの良いところを言い合ってもらうのは難しいことですし、逆に、普段から付き合いのある人どうしで自己紹介をしてもらうのも不自然です。
また、学生が参加している研修と上場会社の役員が参加しているセミナーではアイスブレイクの内容を変える必要があります。女性どうしの集まりか、男女が参加している集まりかによっても適したゲームの内容が変わってきます。このような参加者の関係性を踏まえた上で、最適なアイスブレイクの内容を決定することが重要となります。
人数、年代、関係性などの条件以外にも、アイスブレイクの内容に制限がかかる条件が存在します。たとえば、面接時のアイスブレイクではあまり羽目を外さない節度のある内容とするなど、シチュエーションによる制限が考えられます。また、会議の時間が限られている場合には短時間で行えるアイスブレイクにする必要があるなど、時間による制限が考えられます。
主催者側が道具を準備できない場合には道具を必要としないアイスブレイクにするなど、物理的な制限もあります。そのほかにも、参加者の業種や職種が限定されているケース、主催者側が事前準備の時間を取れないケースなど、それぞれの条件に応じた対応を考える必要があります。
<参考文献>
ブライアン・コール・ミラー「15分でチームワークを高めるゲーム39 2人から100人でもできる!」(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2015年)