アイディアソンではまず、各自がそれぞれ白い紙に大きく、“自分が取り組んでみたいテーマ”を書きます。書き終わったらその紙を掲げて会場内で似たようなテーマを書いたメンバーを探し、4人揃ったらチームとなり、「どういうことをしようとするものなのか?それは何のためか?」「それができると、どんな世界が実現できるのか?」「どのようなアクションの可能性や進め方がありそうか?」と3つの問いについて話し合い、簡単なレポートにまとめます。
この時、ポスト・イット® 強粘着ノートを使うと、アイディアを発散しやすく、カテゴライズもしやすいので、メンバーの意見をまとめやすいといいます。その後、全体で内容を共有したら、最後に全員がポスト・イット® 強粘着ノートに「明日から取り組む私の一歩」を記入して、壁に貼り出します。こうすることで、イベントだけのアイディアで終わらせず次の行動が起こしやすくなるというわけです。
桑原さんはポスト・イット® 強粘着ノートについて、アイディアや意見を具体的な言葉に落とし込むのにも有効だと考えています。「例えばいきなり意見を求めてもすぐに出なかったり、声が大きい人の意見が採用されて議論も起きにくいこともある。でも、1~2分の時間を作ってまずは個人個人でポスト・イット® 強粘着ノートに書いてもらえば参加者全員からきちんと意見が出て、建設的な議論のきっかけになると考えています」。
「シェアド・リビジョン2016」の最後には、社員全員が次への一歩をポスト・イット® 強粘着ノートに書いて貼り出した
まずは、ポスト・イット® 強粘着ノートに、アイディアを書き出してみよう
RMPはこのような取り組みにより、例えば社内の新規事業コンテストの件数が開始時の2014年度は20件、2015年度は100件、2016年度は200件まで増えるなど、チャレンジする風土が確実に生まれています。実際そこから生まれた保育園(保育士)と保護者の間をつなぐ電子連絡帳サービス「kidsly(キッズリー)」は、既に500園以上の保育園で導入されるなど、順調に成長しているそうです。
また、例えば「ゼクシィ」と「スタディサプリ」の営業が一緒に企画を作って行政や企業に提案するといったシーンも見られるようになっています。
しかし、「そもそも時間に余裕がないと普段の仕事でいっぱいいっぱいになってしまい、目が外に向かないですし、新しいことをやろうなんて思えないと思うんです。」と桑原さん。そのため、「働き方変革がすべてのベース。そこと並行して進めるからこそ意味がある」だといいます。また、「常にチャレンジを推奨していく空気を作ることを常に心掛けている」そうです。
「会社のビジョンが見えない」「部署同士のつながりがほとんどない」という状況からわずか数年で劇的な進化を遂げているRMP。
今回紹介した取り組みだけでなく、半期の振り返りのタイミングなどに、メンバー同士で良いところや感謝の気持ちをポスト・イット® 強粘着ノートに書き出して、その人の体に貼り付ける方法でポジティブな雰囲気を醸造し、メンバーの一体感を高めるなど、日常の様々なシーンでポスト・イット® 強粘着ノートを活用しています。読者の皆さんもRMPの事例を参考に、自社に合った取り組みを社員全員で進めてはいかがでしょうか。
ポスト・イット® 強粘着ノートに、書き出すことで可視化されコミュニケーションが活性化されていく
・会社のビジョンを明確にする方法
二人一組のインタビュー形式で全社員ひとりひとりが未来へのビジョンを描き、それを元に会社のビジョンを策定する
・会社のビジョンと個人のビジョンをつなげる方法
策定した会社のビジョンと個人のビジョンについて、グループや個人で深く考える場を設ける
・ビジョンを実現していく方法
アイスブレイクで社員の関係性を深め、ストーリーテリングで自分を見つめ直し、アイディアソンで自分が取り組んでみたいテーマについて話し合い、最後に各自が「明日から取り組む私の一歩」をポスト・イット® 強粘着ノートに貼り出す
すぐにアイディア出し会議が始められます
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